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おさつまを飲んじゃう!?『元祖☆飲む焼き芋!』 @雅ファームほくほく in 鉾田市

鉾田市の特産品といえば、メロン!地元の人だけでなく、茨城県民なら誰しもが「まあ、そうだっぺ」となる当たり前すぎる事実。実際、味・収穫量ともに日本一を誇る特産品である。

しかし、今回ご紹介したいのは、「さつまいも」を使ったスイーツ♪

■『飲む焼き芋』とは・・え!?焼き芋を飲むって?

実際に飲んでみると、「あー、今飲んでるの焼き芋だー!」って実感出来る。

事実「焼き芋」をドリンク化してるから当然なのだが、ともすればパサパサすることもある普通の焼き芋に比べ、とてもみずみずしくて、より甘いのが特徴。

製品はアイスとホットとの両方があるのだが、筆者としてはアイスがおススメ!
ホットはホットで、「贅沢なディナーコースのスープを飲んでいるかのようなリッチなテイスト」が味わえて捨てがたいのだが、アイスこそは「天然の甘味をダイレクトに味わえる」感じがなんとも魅力的なのだ♪

■製品生産&販売 ~『お店』という場で産まれるストーリー~

こちらの『雅ファームほくほく』さんは、環境を活かしながら、試せることは遊びながらどんどんやってしまおう!という方針の中、リアルなお客様の反応を見ながら様々な試みを行って来た。

まず、この『飲む焼き芋』のデビューには、『冷やし焼き芋』という、これまたオリジナルな製品が商品として開発されていたというのが前提としてある。

原材料となるこの『冷やし焼き芋』も、『ほくほく』で購入可能な製品。厳選した地元産のさつまいもを、熱量・水蒸気量・風量に配慮しながら、じっくりと丁寧に焼き上げ、更に一手間を掛けて冷凍した冷たい焼き芋、これが『冷やし焼き芋』だ。

同品は、2016年、『茨城おみやげ大賞』で最高金賞を受賞。鉾田といえばメロンという常識がある中、「メロンだけではない」という新しい試みが成功しつつある。実際に食べてみると、濃厚な深い甘み&旨みのある、『雅ファームほくほく』さんならではのオリジナリティー溢れる逸品。

「焼く」という工程以外、サイズ・品質の選定~皮むき~熟成加減の見極め~パッケージングまで、「さつまいもが一番美味しく食べられる状態」を判断出来る「ヒト」の手作業がすべてを支えている。
機械化を限定的にしか行っていない理由を尋ねると、「甘さ・美味しさに関しては無添加にこだわり続けたい分、素材の良さを一番知っている人間の総力で笑顔を産み出したい」という事だった。

作業に携わる従業員の方々は、まさに地元の食材の美味しさを一番に理解しているスペシャリストさん達なのだ。

全く新しい商品を売り出す際によくありがちな事だが、販売当初は色々と苦労があったようだ。責任者が語ってくれたのが、実はこの『飲む焼き芋』、最初は全然売れなくて、無料で飲んで貰っていた時期もあるとか。某TV番組やラジオ番組・マンガ等で紹介されて以来勢いが付き始め、じわじわと注目を集め今に至る。(今回筆者が取材に伺った際、千葉県から来られていたご家族がおられ、取材協力を頂いております。ありがとうございました)

最近では類似品も出回り始めているようだが、「元祖」はきっとこの先も「元祖」たるスタイルを貫き続けるであろうと感じた。

■さつまいもを作る農家 ~畑にまつわるストーリー~

鉾田市に限らず、茨城県は北海道に次ぐ農業大国!今回ご紹介している「さつまいも」も、茨城県は鹿児島に次いで国内2位の収穫量(2013年調べ)である。

実はさつまいも栽培は、広大な農地を所持していないと経営としても難しい側面がある。品種にもよるが、同じ品種を同じ畑で連作する事が出来ないケースもあるらしい。

それでも尚、同一品種を安定供給するために必要なのが、栽培作物をローテーション出来るだけの広大な農地=畑という事になる。鉾田はそれだけ農業におけるバッグボーンがしっかりしているという事を改めて知らされた。

また、近隣の県である千葉や埼玉でもさつまいも栽培は行われているが、より緯度の高い鉾田は出荷までの過程で立地的なハンデを負っているという。何故か?それは、さつまいもが収穫可能な時期と「熟成」についてのお話である。

冷え込みが無い地域であれば、朝収穫してそのまま出荷するという事が可能だが、11月には冷え込みにより霜が降りてしまうこともある鉾田ではそれが出来ない。霜で芋が痛んでしまう前に、収穫を完了させる必要があるのだ。

このような背景から、鉾田のさつまいも農家さんは、倉庫内に「自前の熟成システム」を導入しているのが普通だという。最新のテクノロジーの力を借りながら芋を熟成させつつ、農家さんごとに最適のタイミングで出荷されるため、「鉾田産さつまいも」は糖度(=甘み)も安定する事になる。

つまり、美味しくて当然!の仕組みが必然としてあるのだった。

さつまいもの収穫は、雨が続くと土が水分を持つので機械が使えなくなるらしく、本年度2017年はかなり作業が遅れた模様。それでも毎日、畑での作業は続いていく。筆者が現地へ取材に訪れる度に、さつまいもと分かる畑の上の葉っぱがどんどんと減っていくのを体感出来たのは、「ヒトの営み」を目の当たりにした体験だった。

■最後に

ここ、『雅ファームほくほく』では、収穫時期(例年10月中旬~11月中旬頃)には併設のさつまいも畑で「芋ほり体験」も楽しむ事が出来る。大人も子供も一緒に、お手軽に(=革靴で来店しても大丈夫)楽しめる企画なので、タイミングが合えば是非お試し頂きたい。(※ご希望の場合は、事前に店舗へご連絡ください)

TVやラジオ、また、鉾田市出身のお笑い芸人の追い風も有る。個人的に、ホントに今後の展開が楽しみだ!(店内には、びっくりする位たくさんの芸能人のサインが掲示中)

某人気アニメの聖地巡礼で大洗町にとお考えの皆様、移動距離の短い隣町です♪

茨城県内&県外の皆様、さつまいもは「干し芋」以外にも楽しみ方が増えてます♪

取材の最後に鉾田出身の責任者の方へ、是非方言で一言とお願いしてみたら、
「一度遊びに来たらいがっぺよ!」

■雅ファームほくほく
茨城県鉾田市上釜588-17
Tel.0291-34-4578 Fax.0291-34-4577
営業時間 9:30〜18:00 定休日 第3水曜定休
2018年01月17日 | ライター:荒町博史 | 場所:茨城県 | カテゴリー:モノ・ワザ  歴史・文化 自然・景色 遊ぶ  飲食店 

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