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新潟発、泳ぐ宝石~震災と国を越えて錦鯉を届ける~

「錦鯉」というとどんな風景が思い浮かぶだろうか?お金持ちや料亭の庭園で優雅に泳いているイメージだろうか?錦鯉発祥の地である新潟、特に中越地方では、高速道路の越後川口SAに錦鯉が飼育されていたり、銘菓が錦鯉を模していたりと、もうちょっと身近に存在する生き物なのだ。

「祖父の代、減反政策の一環として錦鯉の養殖が推奨された。それがウチのスタートでした。」そう語るのは今回取材させていただいた長岡市川口で養鯉場を営む広井さんだ。

実際、見学させていただいた鯉の池は周囲の棚田と溶け込むように存在していた。とても美しい風景だった。

その風景も10年前の新潟県中越地震の時は姿が一変したという。
「停電で、池の濾過ポンプが停止した時点で鯉の破棄を覚悟した。一番大事な数匹だけを何とか確保して無事な池に移した。どうしようもなかった。」腕を組みながら答えてくれた。

苦難を乗り越えて、広井さんはプラチナと呼ばれる品種を中心に錦鯉を育て続けている。

顔を綻ばせながら教えてくれた
「やっぱり俺はこの品種が昔から好きなんだ。」という言葉がプラチナへの熱意を物語っていた。

その名の通りキラキラと白く輝く姿はまさに泳ぐ宝石だった。

バブルの時代は日本国内でも飛ぶように錦鯉が売れたそうだが、今は注文の9割が海外からだ。
この日の午後も、タイからのお客さんが鯉を買いに来る予定が入っていた。
基本はバイヤーの方を通して販売するが、飛び込みで来社する人もいるそうだ。
その場合は広井さん自身が金額折衝も含め交渉を行う。

「これからも飼ってもらえる人に喜んでもらえるよう頑張っていきたい。」
笑顔で答える広井さんは職人であり、ビジネスマンなのだ。

新潟県長岡市川口相川2065
TEL/0258-89-2240
2017年12月11日 | ライター:山崎麻衣子 | 場所:新潟県 | カテゴリー:モノ・ワザ 

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