
「美味しさは飲む人が決めるもの」。自宅で愉しむ、少し贅沢な珈琲TIME
コーヒー
それは、子どもの頃に憧れた大人の嗜好品
苦味や酸味、子どもの舌では分からなかった魅力が、大人になると少しずつ分かってきたような気になる
それでも、世の中のコーヒー通と比べたら、苦味も酸味もコクの話だって語れない。
宇都宮市陽南にある「チバコーヒー」との出会いは、コーヒー好きの知人へのお土産を探していた時。
小さな看板を目印にたどり着いたお店のオーナーである千葉さんは、そんなコーヒー素人の救世主だった。
店に1歩入ると、香ばしい薫りに包まれる。
ずらっと並んだ豆を前に、どんな豆を選んだら良いか分からないことを素直に伝えると、贈る人の生活スタイルや飲むタイミングのヒアリングも含め、
それぞれの豆の違いも丁寧に説明してくださった。(結果、お土産選びは大成功!)
そして、豆の種類と焙煎方法で、こんなにも薫りが違うなんてことを知ったのも、この日が初めてであった(きっとコーヒー好きな方には当たり前なのかもしれないが。。)
元は福島県の猪苗代湖の近くで喫茶店を営んでいたという千葉さん。
縁あって2011年にはご家族で栃木へ移住。2013年にこの地で、自家焙煎のコーヒー豆の販売店をオープンさせた。
2014年には、ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップ(主催:一般社団法人日本スペシャリティコーヒー協会)で6位に入賞している。
店内の飲食は行っておらず、コーヒー豆と関連アイテムの販売のみ。
店にやってくるお客様は年齢も性別もバラバラ。自分の定番を買っていく人もいれば、会話をしながら新しい豆と出会う人もいる。
「コーヒーの美味しさは飲む人が決めるものだと思うんです」と千葉さん。
「お米だとか色んなものがあって、その中にコーヒーがある。あくまで食品の一つなんです。
高いだとか安いだとか、価格で選ぶんじゃなく自分が美味しいと思う感覚を大事にして選んで欲しいですね。
産地や種類、様々な豆がありますが農産物なので、そのときの環境によって味も変わります。
ですから先入観を持たずに、選んでいただけるといいと思っています」
ちょっと敷居が高そうに感じた、コーヒーの世界。
ぜひ、あなたもその扉を開けてみて欲しい。豊かで奥深い世界が待っている。
住所/栃木県宇都宮市陽東3-7-2
TEL/028-660-8090
営業時間/11:00〜19:00(毎週水曜定休日、臨時休業有り)