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大切な『靴』と街を歩ける幸せを。女性店主が営む靴修理店amor

デパートや靴屋に並ぶ、カラフルで素敵なデザインの靴。

こんなにもたくさんの種類があるのに、自分の足にピタリとはまる靴は、案外少ないもの。

サイズだけじゃない、色味や質感、ワードローブとの組合せ…。

今の「ワタシ」に似合う靴との出会いは、日常のちょっとした “運命” だったりする。

 

栃木県宇都宮市。競輪場通り沿いにある、『 靴修理店 amor(アモル)』

靴職人の田村侑子さんが1人で切り盛りする、可愛らしいお店だ。

お店の中には、修理が終わって主人の迎えを待つ靴たちが、所狭しと並んでいる。

店主の田村さんは、30代。

大学卒業後は食品メーカーで働いており、最初から靴職人を目指した訳ではないという。

「サラリーマンをやっていた23歳の時、もっと見たこと無いものが見てみたい!って思ったんです」

「もっと、見たことのない景色や考え方に触れたい、そう思ったら『自分でお店を持ちたい』というのが目標になりました」

当時、靴が好きで集めていた田村さん。「靴って作れるんだ」という気づきから、会社を辞め靴の専門学校へ。

その後は東京都内の靴修理店で働き、地元栃木に。

栃木に帰ってしばらくは電子機器メーカーの営業として働き、29歳の時に独立して今のお店を立ち上げた。

なんだかすごくパワフルな経歴だが、ご本人はとっても柔和な雰囲気。

取材中も次々とやってくる、靴の受取りや修理の相談お客様への対応も本当細やか!

「これは直りますか?」と心配そうに相談に来たお客様が、直してまだ履き続けられることが分かった時の安堵の表情は、何よりも印象的だった。

中には、「そんなに高いものじゃないから、無理ならいいです」と控えめに言う方もいるが、修理可能だと分かるとパッと顔が明るくなる。

大切なのは、値段じゃない。

お気に入りの靴と、また街を歩ける。そんな日常の願いが叶うことが「幸せ」になる。

「一度でも来て下さった方には、本当に『感謝』しています。もう伝えたいことって聞かれたら『感謝』しかないですね」と笑う田村さん。

今後の展望を聞くと、「お店自体はできるだけ長く続けたいです。2店舗目とかはあまりイメージにはないですけど、どういうカタチになっていくかは、やりながら考えます」とはっきり。

彼女が目指した「見たことが無いもの」を見る人生には、ゴールなんてないのだ。

 

お店を始めて、接客が好きだと気づいたという田村さん。

「また来ます!とか、これからもお願いします!とか言われると本当に嬉しいですね」と目を細める。

 

ラテン語で『愛』を意味する、店名の『amor(アモル)』

この小さなお店から、「靴」を通して新たな出会いと笑顔が生まれている。

※靴以外にも革製品の補色などもおこなっているので、靴以外の愛着のある品の相談も可能だ。

◆靴修理店 amor
住所/栃木県宇都宮市今泉町66-1
TEL/028-627-2511
営業時間/11:00~20:00
定休日/毎週水曜、第1・3日曜日
2017年11月02日 | ライター:高橋弥恵 | 場所:栃木県 | カテゴリー:モノ・ワザ 

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