
≪空島キッチン≫ 自由気ままな理論派スープの出来上がり♪
≪ 空島キッチン ≫
どこかで見たことはありませんか?
イベント出店のみ、オーガニック野菜のスープを販売しているあの人
移動販売のみ、という独特なスタイルでスープを販売している人がいると聞き
早速取材に出かけてみると、予想外の話が次から次へ・・・
『仕事でのこだわりは?』
知人の若手農業経営者から、直接仕入れる有機野菜
マルシェに訪れる若い女性なら、12種類もの野菜の味を織り込んだミネストローネ
車系イベントに来る男性には、チリビーンズのちょい辛スープ
どんなスープでいくか、毎回訪れる客層を想定して決める
味よりもさらに、栄養が摂れるかどうかをより重要視し
素材の味と栄養が丸ごと1杯のスープに盛り込まれている
料理本を買ってきては、そのレシピを片っ端から作り
全国どこへでも実際に足を運んで、その味を確かめる
そして本来の特技を生かし、素材や調味料の微妙な配分をロジカルに調合する
感性と理論とフットワークを生かし、納得のいくまで試作を続ける
時間を忘れ夢中でスープを作り続けて、朝になってしまう日もあるとか
『意外なウラ話?』
今回の取材で1番驚いたのは
「子供の頃はあまり野菜が好きではなかった」
という爆弾発言
誤解のないように言っておきたいのは、
だからこそ、野菜キライな子供でも食べられるようにと工夫を凝らしたスープが完成する
妊娠中や育児中の忙しいママへの、彼の優しさでもある
2番目に驚いたのは、
その多彩な才能ゆえに2つの顔をもっていること
昼間は、クールな印象の超理系ビジネスマン
週末は、神出鬼没の感性×理論のスープ人
『なぜスープ屋さんになったのか?』
いずれ起業したいと思いながらも悩み、身近な人々に相談しているうちに
・何かと何かを繋げるモノ(加工品)がいい
・サラリーマンを続けながら始められるものがいい
・群馬にはスープ専門店がない
・店舗を持たず、在庫も持たず、イベント出店での販売スタイルにする
など、今現在の自分サイズのままで、可能な起業スタイルに辿り着いたのだ
その後、タイミングを合わせたかのように
知人からイベント出店の話が舞い込み、初出店となったのが今年1月
以降も、知人の紹介や、噂を聞きつけたイベント主催者からのオファーが続き
ほぼ毎週末、どこかのイベントに出店している
『これからの夢は?』
野菜を起点に描く野望は、どうやらスープだけでは終わりそうにない
その先の夢は、若手起業家の支援
好きなことをするフィールドを用意するお手伝い
誰かのために何かしたい。何かと何かを繋げたい。
自分が夢を探していた時に、応援してくれた人がいたように
今度は自分が背中を押してあげる番なのだと語る
これからも、自由気ままに「スープのある一日」は続いてゆくのだ