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江戸末期から続く日本の広告請負業 「披露目屋(ひろめや)」
~ちんどんとは最高の道楽である~

「トザイ、トーザイ。
板東太郎は利根川の 清き流れを引き入れた
馬場のお堀のその脇に 産声上げし ちんどん屋
その名も高き 厩橋ちんどん倶楽部にございます」

 

ちいさな子供のように 楽しくて仕方がないというように
『厩橋CHINDON倶楽部(うまやばしちんどんくらぶ)』のことを語るのは
理事長兼口上役の北原雄一郎さん

およそ12年前、前橋の街の活性化を図るため
地元の人が自由に使えるようにと、空き店舗を貸出す事業に携わった
俳句・着付け・オーケストラ・パソコン教室などさまざまなお稽古の用途の申込みがあったらしい

そんな中に「日本初のちんどん屋さんの大学」があった。
そこを事務局として手伝うようになった北原さん、
何気なく太鼓をひとうち、その瞬間、自身の内なる ちんどん のDNAに気付いてしまったそう

「タイコをたたく ただそれだけなのに なんだかすごく面白くてね
せっかくならばと、事務局側ではなくメンバーになっちゃったんですよ」

著名なちんどん界の大御所を先生に迎え入れ、生徒がどんどん集まり
いつのまにか「ちんどん大学」の卒業後の進路として?厩橋CHINDON倶楽部結成に至った様子

ちんどんを始めてからというもの
今まで買ったことのなかったような本を買い、したことのなかったお化粧をしたり、
同じ服は着られない、と常に衣装を変えたり、太鼓や口上の練習をしたり・・・
街の活性化どころか自分たちの活性化の方が楽しくなってきてしまったのだそう

そもそも、ちんどんやとは・・・
ちんどん太鼓と呼ばれる楽器をメインに
演奏しながら商品などの宣伝をする人たちのこと 披露目屋(ひろめや)とも呼ばれる
「厩橋(うまやばし)」とは実は「前橋(まえばし)」の旧名だそうだ

 

西へ東へ、年間50~60回にも及ぶ”賑やかし(にぎやかし)”といわれる演奏をする中で
1番印象深かったのはある慰労会に呼ばれた時のこと

「お爺ちゃんやお婆ちゃんが、ちんどんを観ながらボロボロ泣くんですよ。
もしかすると、小さい頃に今は亡き父母と一緒にちんどんを観た時の記憶を思い出しているのか
一緒に観た両親の思い出や、小さかった昔の自分を思い出しているのか
寝たきりのお婆ちゃんまでもが、顔をくしゃくしゃにして泣くんです。
もう私たちまでもらい泣きをしちゃって。あぁ、喜んでもらえてたら幸せだなって」

そんなちんどんやさん、のスゴイところは
その由来や由緒正しい歴史にももちろん納得なのだが

”周りの人たちを喜ばせることができる幸せ”なんだと思う

今後の夢は
「ちんどん甲子園」「ちんどんと一緒(勝手に仮称)」
などちいさな子供たちや県内の中高学生とのコラボなど、もりだくさん
・・・その前に、新入部員大募集しなきゃね。笑

笑い話あり、泣ける話ありで、まさにでてくる話題こそが賑やかな ちんどん である

 

今日も街のどこかから 口上と太鼓が 賑やかな笑い声が 聞こえてくると
忘れていた懐かしいモノ あったかいモノ 思い出しますよね

「トザイ、トーザイ
板東太郎は利根川の・・・厩橋CHINDON倶楽部にございます」

~新入部員大募集中!!~
厩橋CHINDON倶楽部(うまやばしちんどんくらぶ)
住所/前橋市本町2-2-4
TEL/027-232-3231 (北原さま)
http://babakawa.net/chindon/top.html
2012年08月29日 | ライター:るー | 場所:| カテゴリー: 歴史・文化 

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