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昭和2年創業、バナナ一筋85年 

国道17号から、少し入った道を走行していると不思議な看板が!?

≪バナナ専門店 梅田のバナナ≫

ん、バナナ専門店?

看板通り、店先にはバナナのみが並んでおり

隣の倉庫には、大量のバナナの箱が積み上げられている。

あのお店はなんだろう?気になる・・・

営業から帰る道でいつも気になっていたので、今回は思い切って取材のアポを入れてみた。

 

訪問すると、バナナの甘い香りの中、4代目店主とそのお母さんの3代目が迎えてくれた。

4代目の祖父の梅田才治さんが昭和2年に創業し今年で85年の歴史を持つお店だ。

果物や野菜などは扱わずバナナ一筋で営業を続けているという究極の専門店である。

 

毎日伊勢崎市の室で、食べ頃に熟成させて店頭に運んで販売。

通常スーパーなどで販売しているバナナは、糖度が11度位だが

梅田のバナナは18度~19度と一番食べ頃になって販売するという。

実際熟成度が違うものを食べ比べをさせてもらったが、

シュガースポットが出た食べ頃のものは確かに甘さが違う。

初めて食べた人は「こんな甘いの食べた事ない!」と絶賛する人も多いという。

 

食べる時期によって美味しさが全然違うので、お客さんが食べる時期に一番おいしくなるバナナを

販売する為に、「いつ食べますか?」と必ず聞いて保管方法や食べ頃の時期をレクチャーするという。

また、温度管理がバナナの熟成の命なので、店内はいつでも南国の気温をキープ。

冬は店頭に並べているバナナにお布団をかけて温めるなどしているという。

「バナナは寒がりだからね」

と3代目が布団をかけて冬のシーンを再現してくる。

バナナに布団をかけるとは初めて見る光景である。

 

気になるのはお客様。どんな人が買いに来ているかというと

駅伝や野球、サッカーなどスポーツの差し入れやお見舞いなど

おつかいものにするケースが圧倒的に多いよう。

消化吸収がよく、病人や赤ちゃんにも喜ばれるので最適なんだとか。

自分の世代では、ケーキやお菓子などを持っていくケースが多いけど

たしかに、15・6房もあるバナナをおつかいものとしてもっていくのもいいかもしれない。

「水・太陽・水 タマゴ2個、バナナ1本」と書いてあるレトロな梅田のバナナ特製の包み紙も粋である。

タマゴ2個分の栄養素がバナナ1本分にあるって事かな。

戦前から同じものを使っているらしく、デザイン学校の学生がわざわざこの包み紙をもらいに来ることもあるとか。

 

昔はバナナといったら高級品で、

「子供の頃切ったのしか買ってもらえなかった」

「病気の時しか買ってもらえなかった」

という世代の人も多いとか。今はどこでも気軽にバナナが買える時代だけど

昔は、仮病を使って買ってもらったとうちの親も言っていたのを思い出した。

 

2年前から通信販売も行っているが、昔群馬に縁のあった人達からの注文が多いとか。

歴史の長さを支えているのは、たくさんのファンなんだと感じさせられる。

 

4代目が切り盛りしてから、HPを立ち上げたり新しい取組を初めているようで

今後も楽しみなお店である。

■梅田のバナナ
住所/群馬県前橋市元総社町19
TEL/027-251-2713
2012年08月01日 | ライター:篠原 輝充 | 場所:| カテゴリー:商店  

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