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日本で初めて、世界でも稀な【中和事業】。1分も休むことなく、川の水を中和し続けている。

わが編集長が草津お初ということで、観光を兼ねた取材へ。

どんぐりでホテル系レストランで出てくるような、

上品なフォンドヴォーで作り上げたハンバーグに舌鼓を打ち、

さぁ、大滝の湯へ!

下の駐車場付近で【中和事業】の看板。

なんだろ?中和事業?この温泉地で何と何を中和するの?

編集者の血が騒ぐ!いざ中へ。

 

そこは国土交通省が運営する、品木ダム水質管理所。

本年度、管理所内にある中和事業を見学・体験できる施設

【環境体験アミューズメント】に勤務されているスタッフの方が説明してくれた。

 

中和事業があるからこそ、人々や生き物の暮らしが守られているんです!

 

というのも、硫黄による高い酸性の吾妻川は、

鉄やコンクリートだって溶けてしまうほどの、

生き物も住めない、『死の川』と呼ばれていたそうな。

 

川に石灰を入れて、酸性だった川の水を

中和することに成功したのです。

実に昭和39年、日本で唯一の中和工場として、

現在に至るまで、稼働し続けているのです。

 

ちなみに酸性の度合を表す【pH】、例えると、

pH2 草津温泉

pH5 ビール

pH8 牛乳

pH13 灰汁

魚が住めるのは、pH6.5~pH8.5の間。

 

「私の任期は一年間ですから…」とスタッフさん。

もうすぐ任期を終える少しの寂しさを覗かせながらも、

この事業を、次世代に伝えていかなければならない、

使命感に燃えているようにも見えた。

 

私自身、草津には何回か来ているが、初めて知った。

強い酸性がもたらすことは、

ただ単に泉質や効能といったメリットだけではないんだと。

 

さて、縁の下の力持ちさんに感謝しながら、

大滝の湯に向かうとするか。

■国土交通省関東地方整備局
品木ダム水質管理所内
(環境体験アミューズメント)
住所/群馬県吾妻郡草津町大字草津604-1
TEL/0279-88-5677
FAX/0279-88-4734
2012年08月04日 | ライター:木下 朗 | 場所:| カテゴリー:歴史・文化 自然・景色 

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