
子供からお年寄りまで、様々な人から愛される路地裏のかき氷屋さん
日差しが強くなってきた暑い夏の日にほしくなると言ったら
定番 【かき氷】ではないだろうか。
高崎の街中、本町3丁目の交差点を1本路地に入る所に
あるのがここ「日本一商会」だ。
高崎市民にかき氷と聞くと、高い確率で出てくるお店である。
昭和4年に創業した氷の卸問屋。
当時は、冷蔵庫や製氷機が無い時代で
魚屋さん、肉屋さん、お寿司屋さんなどにリヤカーで氷を届けていたんだとか。
そんな本業をやりつつ、社長のお母さんが
昭和51年に【かき氷】をスタート。
今では40種類ものバリエーションで販売している。
社長の小谷野さんに聞いてみると
「昔は高校が近くにあったから高校生が多かったけど
今は、子供からお年寄りまで様々な人が来るよ。
土日はファミリーや県外の人も多いかな。」
量が多いのも、学生が1杯で満足するようにとやっていたものの名残との事。
テンコ盛りでふわふわのかき氷は、出てきたときのインパクトが大きい。
1つ頂いたが、こぼさず食べるのが大変な位の超ド級のかき氷。
粉雪のようにふわふわでシロップは、お祭りでよく見る真っ赤なものではなく、
パプリカの天然色素を使ったこだわりのものだった。
甘みと酸味がマッチして癖になる味である。
更に氷にも種類があり、日光の天然氷を使うと+200円UPだが
透き通った氷で更においしくなるんだとか。
次に来るときは是非食べたい一品である。
社長に一番印象に残っているエピソードを聞いてみると
「昔全種類食べたら、1つサービスのポイントカードをやっていたんだけど、
夏に毎日に近い位通って32種類全部食べた高校生が居たよ。
好き嫌いがあるから、黒みつとか辛そうだったな~。
制覇したのは、たぶんこの子含めて過去2人だよ」
当時の高校生も今じゃ立派な社会人だが、 今でも夏になると来てくれるんだとか。
多くのファンを持つお店も営業の時期は4月~10月位まで。
天候によっても前後するので 、暑い時期早めに楽しみたいお店である。
住所/群馬県高崎市本町73
TEL/027-322-3029