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グラフィックデザイナー マルヤママナブと『yakimanjudayz』

筆者が謎のキャラクター『グンマーくん』と出会ったのは、SNSで話題の富岡市にある日本茶カフェ 『ちゃきち』さんだった。注文の品が運ばれてくるまでの間に覗いたフライヤーコーナーにそれはあった。

それは不思議なフリーペーパーだった。

開いてみるとポップなデザインで構成されているが、特定のお店や企業などの広告は一切載っていない。シュールなマンガが載っているだけだった。

ポップさの中にどことなく哀愁を感じさせるイラストとストーリーに一瞬で心を奪われた。

その場でネット検索をしてみても、instagramとTwitterのアカウントが出てくるだけでキャラクターに関する詳しい説明も何も出てこない…。ミステリーは更に深まったのであった。

■『yakimanjudayz』

グンマーくんという髪型が群馬県の形をしている男の子のキャラクターが、猫のオルタナティブや犬のラブレスなどとともに群馬にまつわるエピソードをシュールなタッチで繰り広げるイラストシリーズ。

四コマ漫画形式や一言キャプションが付いたイラストから作られており、群馬県⺠なら共感してしまうあるあるネタが描かれている。

 

 

■富岡市出身 グラフィックデザイナー

マルヤママナブさん(YURAI  STUDIO)

富岡市ののどかな自然の広がる場所で生まれ育った。夏になったら川に飛び込み、冬は山でソリをしたり、家の目の前の山から鳥撃ちの音が聞こえてくる。

年中行事を欠かさずに行い、ご飯を食べる前にはご先祖様に“のんのん”をするような家庭に生まれたマルヤマさん。

10代になり、音楽、映画、アート、小説などあらゆるものに没頭していき、欲しいレコードや本が群馬に売っていないことに少しずつ窮屈さを感じはじめていった。

 

その後、上京しグラフィックデザインの仕事をするように。デザインの色々な仕事を受けていく中で『自分にしかできないこと』はなんだろうと、自分の内面を掘り下げていくことになった。

自身のバックボーンにあったのは群馬だった。自分の中で故郷を消化出来ていない事に気が付いた。群馬にまつわるものを作ろうと考え、その気持ちを消化する過程の中で生まれたのが『グンマーくん』だった。

 

 

■yakimanjudayzを描き始めてから、反響はいかがですか?

 

「はじめのうちは、友達に見せたりしている個人的な遊びでした。

一昨年(2016年)に東京で展示をすることになって、そこで初めてグンマーくんをいろんな人に見てもらうことになりました。

群馬から観に来てくれる方もいたり、SNSにもたくさん問合せをいただいて、現在は県内9か所で、グッズを取扱っていただいています。

キャラクターを使った広告やパッケージ、Tシャツ、トートバッグなどのグッズ制作や、絵やウェルカムボードなど手描きの作品をご依頼いただくことも増えてきています。」

 

 

■雑貨屋さんだけでなくミュージアムショップや紅茶屋さんやミセスファッションのブティックなどとコラボし、そのお店だけで買えるグンマーくんグッズも制作していますよね?

 

「それぞれのお店に年齢層、趣味嗜好の接点がなくてもおもしろいかなと考えています。

どこかでグンマーくんを知って、グッズを集める為に知らなかったお店に行ったりそこで交流が生まれることは嬉しいです。

一つ一つのお店がその土地を面白くしていると思うので、それぞれのお店の魅力に貢献できることはしていきたいと思います。」

 

■その街の面白さを引き出し、また気付かせる取り組み。実在のお店が『グンマーくん』の世界に登場するのがすごく面白いですね。

グッズを購入される方は、どんな方が多いですか?

 

「お子様からご高齢の方まで様々です。

小さい子が自分で描いたグンマーくんの絵をプレゼントしてくれたこともありました。

あとグッズを誰かにプレゼントをされる方も多いです。親から子供にとか、おばあちゃんが上京している孫にとか、それとなく郷土愛を感じてもらったり、たまには故郷を思い出せよ、というか帰ってこいよ~という雰囲気を含ませるのにちょうどいいのかもしれません(笑)」

 

 

■グンマーくんを描き始めてから、“群馬の魅力”とはどういうところだと思いますか?

「みんな何もないって言いますよね(笑)

それは他と比べて便利なものやオシャレなものや分かりやすく自慢できるものという意味なのかもしれませんが、でもみんな地元の景色は好きですよね。

僕もそうです。昔遊んだ山や川に大声で自慢できるものなんて特にないし、どうひいき目に見ても何処にでもあるただの山と川です。でもそのままで良いと思うし、そのほのぼのとした地味さや何もなさも気に入っています。

群馬の人は、自分からは言わないけど心の中には郷土愛の強い人が多いように感じます。

そこが群馬の一番の魅力だと思います。」

 

 

■バッジ作りのワークショップについて

「手描きのイラストや言葉でバッジを作るワークショップを行なっています。

参加者は子供が多いですが、今まで2歳~80歳以上の方まで参加しています。

絵は上手くなくても大丈夫ですし、何回失敗してもオッケーです。思うがままに描いてください。きっと良いものができると思います。」

 

 

■なぜワークショップを?

「何かを作るときにいつも子供心を意識しているので、子供の描く絵に刺激をされますし、なにより僕も楽しいからです。

自分で描いた絵が物になることは、素敵な体験になると思います」

 

 

■今後の活動について

今後もマンガやグッズ作りをやりながら、絵や立体作品、絵本を制作予定です。

他にはない技術を持った職人さんや企業の方と協力して、おもしろいものづくりが出来たらと考えています。

あと、グンマーくんのマンガが載っているフリーペーパー「MUREUMA」の2号を出す予定です。

漫画は、絵を描き直したりしてなかなか進んでいませんが、ゆくゆくは本にまとめたいと思います。

 

 

 

■展示「グンマーくんと群馬の職人展」について

 

今年の4月から群馬の職人さんと『職人展』 を県内各地で行っています。

今まで、アーツ前橋ミュージアムショップminaさん、itoyacoffee factoryさん、PENSEE GALLERYさんで開催してきました。

グンマーくんの中の「ぐんま史」に出てくるアイテムを陶芸・バッグ・ガラス細工・シルバー・刺繍など群馬県内の職人さんとコラボした作品が展示販売されています。

同時に、通常のグンマーくんグッズも販売しています。

 

参加作家

佐藤健司   Shifuku Tote  /  茂木 憲  B-flat  /天田 銀志  MIND CORE  /  閑野淳   deracine factory  /  中島雄一   HANDLER Inc.  /  麻覇王

 

 

現在開催中の展示は、

「グンマーくんと群馬の職人展」

2018年  6/13(水)-  6/30(土)

場所 : ティーストアー by HOATEA

時間 : 12:00 –  19:00

定休 : 月・火

基本的に在廊日はありませんが、6/16(土)に無料のトークイベントを予定しています。

グンマーくんができるまで、今回の展示について、今後の活動について話をします。

 

6/16(土) トークイベント

「グンマーくんができるまで」

マルヤママナブ (YURAI STUDIO)

聞き手 : シロタカズヤ

18:00 オープン  18:30 スタート

参加費 : 無料

(紅茶1dオーダーをお願いします)

 

 

その他にも、前橋市の敷島公園近くの絵本屋さんフリッツアートセンターにてインスタレーション作品の常設展示も行われています。

 

「リンザシティー  ①  ビルと山」

絵・詩  :  マルヤママナブ

音 楽  :  宗藤竜太(ex.もののあわい)

場 所  :  F-ritz art center (前橋)

絵と2分で読める文章と2分の音楽

 

※グンマーくんの展示ではありません。

※インスタレーション作品…絵と音楽と文章で構成された空間作品

 

 

グンマーくんグッズ取扱店

(2018年6月現在)

 

【 前橋 】

・アーツ前橋 ミュージアムショップ mina

・ティーストアー by HOATEA

・鈴木ストア

 

【 高崎 】

・NOiR CAFE

 

【 富岡 】

・お富ちゃん家

・ちゃきち

 

【 桐生 】

・きりん屋雑貨店

・forestrip

 

【 みなかみ 】

・大とろ牛乳

 

また、地域活動として子供が何かを作るという体験が出来るワークショップなども続けていくそうです。

詳しくはinstagram @yuraistudioのアカウントまで。

2018年06月20日 | ライター:西山亜紗子 | 場所:群馬県 | カテゴリー:  

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